さよなら、青い鳥

インターネット黎明期に流行った「さよなら、青い鳥」という作品をご紹介します。

黎明(れいめい)というのは明け方という意味でして、黎明期は「〜の夜明け」とかと同じくらいの意味です。

「初期」と言えば初期ですが、ちょっとニュアンスが違います。

「凄い発明(革新)があって、その後の世の中が大きく変わり初めた、初期」というニュアンスです。

なお、黎明期と普通に言うとインターネットのことを指すことが多いですね。

 

元々は1999年に2chで「さよなら、青い鳥」というスレが話題を呼びました。

その後2002年に「さよなら、青い鳥っていうスレあったよね」と紹介され、

それがFlashにされたものが有名になりました。

まとめサイトのようなものは当時からありましたが

YouTubeもニコニコ動画もありませんでしたから、Flashが主流だったんですね。

というわけでFlashがこちらです。

 

どうでしょうか。

私は中学生の頃このFlashを観て何とも言えない気持ちになりまして、ずっと忘れられませんでした。

私は20代中盤ですが、今見返すと本当に実感がわきます。

当時とは違った感覚で見られます。

若いうちはだれでも根拠の無い全能感を持っているものです。

もちろん全能なわけがないんですが、その現実とのギャップを自分のなかで消化しないと大人になれないと思うのです。

自分に出来ることと出来ないことをある程度分かって、地に足を付けないと自立できませんから。

「挫折を経験してない奴はダメ」なんて言う人がいますが

全力で何かに取り組んで挫折すると、嫌でも全能な自分と現実の自分のギャップと向き合いますから。

私自身の挫折は、浪人もして死ぬ気で勉強したのに東大理三には1.1/550足りなかったことです。

それでも私も「全能の自分」と「現実の自分」とのギャップを完全には消化していませんし、できるとも思っていません。

受験生のみなさんも受験が終わったらゆっくりと向き合って下さい。

 

ちなみに元になったスレは「さよなら、青い鳥」で検索すると出てきますが、

「能力」とか「出世」とか「勝ち」とか「負け」の話になると必ず「学歴」が絡んできますね。

「学歴は靴の裏に付いたガムだよ。時には足かせになるし、時には恥をかくし、べっとり付いて離れないんだよ」

と私の恩師が言っていましたが、まあそんなところでしょう。

今は私の頃と比べても学歴に拘る人が減っていますし

私やこのFlashの人たちのように根拠の無い全能感を持つ人も減っているかもしれませんね。

ハングリーさが物足りないと感じる年配の方もいるでしょうが、価値観が多様化しているんですね。

それでも、学歴は見ている人は見ていますから、せっかくなので勉強しましょう。

全力で受験勉強をしてみると、必ず良い人生経験になります。

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ABOUTこの記事をかいた人

東大理三を目指して浪人し、東大模試で理三A判定、センター試験本番で93%得点したところまでは良かったが、550点中1.8点差で不合格になり、慶應医学部に進学して、勉強法ブログをずっと書いているどんぐり。 あと英単語・古文単語学習用アプリを作っています。