医学部を目指す人へ

慶應医学部生が考える大学受験勉強法

というタイトルでやっておりますが、始めて数年経過しているうちに医者になってしまいました。

まだまだ若輩者ですが、医学部を考えている高校生の方に何点か伝えさせて下さい。

 

志望動機が何となく定まらない人へ

医学部志望の高校生(浪人生)にも、明確に医学部を志望する動機がある人と、ない人がいます。

結論から言うとない方が普通です。気にしないでください。

 

だいたい「お爺ちゃんが癌で亡くなったので癌を治したい」という研究志望タイプで、

本当にその道に行く人は1%もいません。

それなら「親の病院継ぎます!」の方が実現するでしょうね。

「お爺ちゃんがくも膜下出血で倒れたが手術して助かった。僕も脳外科医になりたい。」

という臨床志望タイプも、8年後その科に行く可能性はかなり低いですよ。

 

慶應医学部に明確な志望動機があったタイプの学生はごく少数派です。

だいたいは(はっきり口に出すかは別として)勉強できたので医学部きました系です。

実際は10代の頃の志望動機と良い医者になるかは全く関係ないと思います。

 

なんとなく医者になったら「かっこいい」「手に職」「モテる」「外車乗れそう」

そんな志望動機で良いのです。

 

ただ面接では目立たないことが重要ですので、

無難な臨床志望な学生を装う方がいいでしょう。

 

医者になったら将来安泰?

 

この話もタブー視されているか、

または、「医者になっても将来安泰じゃないよ」という大人も多いでしょうね。

 

結論から言うと他のどんな職業より安泰です。

なぜならそれが医師免許だからです。

 

はっきり言って全く働けなくなっても医師免許があるだけでポジションはあります。

例えば病院の検査科などは専門の医者がいると病院の儲けが増えるのです。

医者になった後、何らかの事情で働けなくなっても、

例え外科医になった後、大怪我で片腕切断して、

外科医として使い物にならなくなったとしても、

出勤さえ出来ればポジションがあります。

 

そこまで行かなくても、

「この人は医者だから何とかなっているけど、普通の社会人としては通用しないな」

という人はたくさんいます。

 

そんな具合で下を見ても医者は安泰です。

医療費の問題で国民皆保険が危うい?

全然大丈夫です。

なぜなら国民皆保険のせいで医者の給料は今でも十分不当に低いのです。

自由経済に委ねれば、医者の所得は上がります。

美容整形の人たちが金持ちなのは自由診療だからです。

 

まあ若いうちから下を見ても仕方ないのですが、

医者より安泰な職業というのは、はっきり言って日本にはありません。

アラブで石油でも掘り当てれば別ですが…

 

医者という職業は懐が深い

 

下が安泰なのは分かった。

でもそんな人生では満足できない。

子供の夢が公務員?そんなものは認めない。

という熱い高校生の皆さん。ご安心ください。

 

医者という職業はやりがいが見つからなくて困ることがありません

そこがその辺の公務員と違う点です。

とにかく懐が深いのです。

 

大学は出世することに喜びを見出す官僚タイプの野望にも答えてくれます。

山中先生凄い!ノーベル賞取りたい!これにも答えてくれます。

地域に根ざして臨床も出来ます。(そしてその臨床が外科・内科・マイナー科と、いくらでもある)

または、マーケティングを駆使して流行りの病院を作ることも出来るでしょう。

 

医学部受験生は大学を選ぶべきか

 

私は現役で受かった医学部があったのに、東大理三を受けるため蹴って浪人した異端児です。

ですので10代の頃の私の答えは「選ぶべき」でした。

だって、医者になったら周りは医者です。

誰も「お医者様」とか言ってくれません。みんな医者です。

だから学歴があった方が良いと思いました。

中身に自信がないなら尚更です。

 

でももし大学を選ぶか否かで迷っている人がいたら選べとは言いません。

私が理三を受験したかったのは、東大に行きたかったからではなく、

自分が本気で受験勉強をしたら理三に行けるか試したかったからです。

手段が目的になっていましたが、それは自覚した上でのことです。

全く後悔はしていませんが、人には勧めません。

 

でも6年間通う大学です。学力の許す限りで条件の良い大学に行きたいですね。

 

最後に

 

医学部受験は時代によって誤差はありますが、

国立医学部に行こうと思ったら、東大理一に受かるような学力が必要です。

並大抵のことではないでしょう。

私は数学や物理が得意なタイプの受験生ならまだしも、

苦手な人はさらに苦労するでしょう。

 

でも、それを乗り越えれば一生の財産になります。

文字通りの財産にもなりますし、

青春時代に並の人より努力したということは、何年経っても誇りです。

 

恐らく受験より辛い、理不尽なことって大人になればあります。

平等な受験というフィールドで人より努力したことは、

おっさんになってからもブレない芯を得られると思いますよ。

dngr

東大理三を目指して浪人し、東大模試で理三A判定、センター試験本番で93%得点したところまでは良かったが、550点中1.8点差で不合格になり、慶應医学部に進学して、勉強法ブログをずっと書いているどんぐり。 あと英単語・古文単語学習用アプリを作っています。

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