数研出版から毎年出版され、多くの受験生が必死に取り組んでいるであろう問題集ですが
重要問題集はおすすめしません。物理も化学も数学もです。
網羅性は非常に高く、特に無機化学に関しては受験最高峰レベルに持っていけると思います。
(なのでなおさら初学の人にはおすすめできませんが…)
なぜオススメしないかというと解き方が確立しにくいのです。
解き方を詳しく解説している本ではなく、個別に問題を解説しているに過ぎません。
同様に数学の入試問題集も勧めません。(月間大学への数学の日々の演習も勧めません。)
もちろん質より量の方針でたくさん解くやり方でも成績は伸びるでしょうが、効率が絶対に悪いのです。
分かりやすい例えか微妙ですが、野球初心者にひたすらシート打撃させているようなものです。
その前に素振りでフォームを固めて、ティー打撃して…としないと効果は半減以下でしょう。
というわけで化学の問題集であれば
理論は「原点からの化学シリーズの化学計算」
有機は「有機化学演習」
をオススメしています。
物理であれば
名問の森、難系、物理入門問題演習、理論物理への道標
などはそれぞれの本の中で方針が一定なので型を身につけられるでしょう。
それらを通じて解き方を身につけてから、もし時間が余ったら重要問題集をやれば良いと思います。
網羅性が高いのでかなり効果的です。
なお赤本も同じです。
赤本で型を身につけるのは不可能ですが、最高の実戦練習になります。
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