こちらの五本木クリニックの院長ブログのエントリーについて思うところがあったので、書きます。
受験には関係ないです。ごめんなさい。
タイトルの「医師が労働基準法を順守するのは無理」について
それは同意ですね。無理でしょう。
「私たちより古い世代はインターンと呼ばれる制度のもとで無給で数年間修業を積まなければいけなかった時代もあったそうです。それはあまりに酷いということで今の若い方は知らないでしょうが1960年代の学生運動のきっかけになったのも医学部によるインターン制度の改善要求だったのです。」
知りませんでした。
「私の時代でも朝の7時には病院に出勤して、食事前の患者さんの採血を看護師任せでなく自分たちで行うように指導する厳しい教授もいました。日中は入院患者さんの回診、手術、に追われ午後はカンファレンスと呼ばれる症例検討会、その後夕方の回診を済ませそれから自分の勉強をするような日々を送っていました。」
それは今も同じですね。
「また、薄給の為アルバイトとして一般病院の当直をすることもあれば当然自分が勤務している病院の当直もこなさなければなりませんでした。(中略)私自身は研修医の時に14日連続当直ということがありました。また、研修医が終了して一人前の医局員として勤務したとき重症患者さんが連続したことがあり、21日間病院に泊まり込んだこともあります。」
へえよく死にませんでしたね。
「☆疲労が事故を呼ぶという考えもあるが・・・
余りに疲労した医師は医療事故を起こしやすいことは今では常識とされていますが、その当時はあまり意識して考えてはいませんでした。」
まあそういう時代だったんですね。
「その後、過労死という言葉が世の中に出回りだし、医師の過労死も発生して勤務時間の見直しがされて今日に至っています。関西医科大学研修医過労死事件というのが有名です。しかし、勉強ができるだけでなく、医師に要求される最低条件として肉体的にも精神的にも強じんであることも必要とおもわれます。」
はい?????
上で常識って自分で言ってるじゃないですか。
しょうがないなあ探してきてあげよう…
この表は60年代から2006年までの医師の勤務時間と医療安全について調べた7つの研究のうち
4つは勤務時間が伸びすぎると医療安全が低下すると結論付け
3つは関連なしと結論付けた
勤務時間が伸びた方が医療安全が向上すると結論付けた論文はなかった
ということを示しています。
というわけでそのウサギ跳び的な根性論はやめましょう。
「自分の修業の意味もあり長時間勤務になってしまうのはしょうがないこと、と思ってしまうのは私の考えが古いのかも知れません。しかし、一人前の医師になれば、一般のサラリーマンよりは給与は多いのですから、これくらいは働いてもいいのではないでしょうか?」
上記の理由でも駄目ですし、法律的にも駄目ですし、そもそも給料が多いんだから過労死する寸前まで働けというのはおかしい。
「☆患者さんのQOLより自分のQOL優先
新人医師の人気を集めることが、大病院の評価につながる傾向がありあまりにも新人医師を大切にしすぎる病院もあるようです。」
そうです。研修医を1人雇うと国から補助金が出るのです。
「中にはキッチリ六時になると帰ってしまう若い医師がいたり、当直がマスト事項になっていない病院があったり驚きます。」
まあ中にはそういう人もいますね。
「その為か、患者さんの生活の質(QOLと言います)より医師本人のQOLを優先する若い医師が増えているのも事実です。」
何がその為なのか全く分かりませんが、患者のQOLと医師のQOLねえ…(QOMLなんて言葉もあった気がしますが、あまり聞きませんね)
プロなら患者のQOLを選べとでも言いたげですね。
あれ?ここの病院って夜間は診療してないんですか??
ほとんど需要がない?赤字になっちゃう?
何言ってるんです?自分のQOLより患者のQOLでしょ。
採算度外視で身を削って働いてくださいよ。
ってなっちゃいません?
人間なんだからまずは自分のQOLでしょうが。
BLSでも周囲の安全よし!感染防御よし!って習ったでしょうが。
人が倒れててもまずは自分の安全の確保が優先なんです。
じゃないと倫理的におかしいというのと、助ける人が更に状況が悪くなるからというのがありますが、それは医師の労働環境も全く同じです。
助ける人が過労死したら、助かる患者が助かりませんので。
というわけで、自分が苦労したから若い世代もしろ的な老害にならないよう心に誓ったのでした。
合理性がないことに自分で気づいていながら、結局根性論に戻るの本当に良くない。
というか、美容皮膚科って自分のQOL重視の科だと思ってましたけど、違うんですかね?
まさに老害…(゚ロ゚)