英単語の多義語・派生語について

英単語の多義語・派生語についてです。

先日システム英単語を使って勉強している高校生が

 

comparison たとえ

comparatively かなり

comparable 同等の

compare 変身しすぎ!覚えられない!

ということをツイートしていたので、お節介ながらリプライしました。

 

英単語の多義語・派生語は、多くの場合「なんちゃって多義語」です。

この場合は全てcompareをちょっと変化させたものに過ぎません。

 

comparison

例えることはつまり比べることです。

「雪のように白い兎」と、兎の白さを雪に例えた場合

兎の白さと雪の白さを比べています。

 

comparatively

lyが副詞になる接尾語なのは良いでしょうか?

これは直訳で「比較的」です。

ただし日本語の比較的は少ないものと比べてそれよりは多いというニュアンスが入ります。

多いものと比べてそれより多い場合は「比較的」ではなく「かなり」という意味になるでしょう。

 

comparable

ableやibleが「〜出来る」という接尾語なのは良いでしょうか?

visibleはvision+ibleで「見える」ですよ。

するとこれは直訳で「比較できる」ということですね。

それはつまり同等ということです。

「比較にならない」の逆ですから。

 

このように多義語・派生語で一見違う訳に見えても

根本的には同じことは多いですから、記憶の手助けにして下さい。

パターンが分かれば自分で根本的な共通点を察せるようになります。

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ABOUTこの記事をかいた人

東大理三を目指して浪人し、東大模試で理三A判定、センター試験本番で93%得点したところまでは良かったが、550点中1.8点差で不合格になり、慶應医学部に進学して、勉強法ブログをずっと書いているどんぐり。 あと英単語・古文単語学習用アプリを作っています。