センター国語で8割を目指す勉強法

センター国語で8割を目指す勉強法を解説します。

センター試験のまとめページはこちらです。

国立医学部を目指してセンター全体で9割取りたい人などは避けて通ることができないのが、このセンター国語です。

理系の人にとっては一番の鬼門でしょうね。

私は東大理三を受験したので(東大は理系でも二次試験に国語がある)普通の人よりは苦労しなかったでしょうが、それでもセンター試験で一番苦しんだのは国語です。

普通の理系受験生は恐ろしく精神をえぐられる科目に違いありません。

 

Contents

なぜセンター国語は鬼門なのか

私が思うに、主な理由は3つです。

 

  • 現代文が運ゲーすぎる
  • 古典(古文、漢文)が覚える量の割に配点が低すぎて割に合わない
  • 試験時間が足りなすぎる

 

順番に見ていきましょう。

現代文が運ゲーすぎる

 

これは現代文が本当に得意な人や国語科の教師は否定するかもしれませんね。

でも圧倒的多数の人間にとってこれは事実です。

 

特に随筆・小説の方はその傾向が強いように感じます。

確実な読解力があれば安定して高得点が取れるのは事実でありますが、

1年や2年でこの域に達することは通常ありません。

 

私も大学受験を終えて年を取ってからは受験生の頃よりかなり点が取れるようになりましたが、それは毎日の地道な読書で読む力と広い分野の背景知識を得たからです。決して受験勉強として1年や2年で伸ばせる能力ではありません。特に理系の人にとっては。

ですから、国語の教師が言う「勉強すれば現代文は伸びる」は信じてはいけません。

彼らは仕事ですから意図的に受験生に嘘をつくこともありますし、時々いる現代文が伸びてしまう生徒を勉強したからだと結論づけてしまうこともあるでしょう。

違いますよ。現代文がたまたま凄い伸びてしまう生徒は、たまたま成績のジャンプアップが受験勉強中に来ただけであって、元がすごく低かったか、ジャンプアップに向けて数年前から布石を打っていたに他なりません。

というわけで、現代文を真面目に必死にやるのはやめましょう。

こんな科目より短時間で伸びる科目はたくさんあります。

しかも現代文って勉強してなくても運が良ければ満点近く取れてしまうので本当にやりがいを感じませんよね…。

現代文に関しては試験の時間配分を体に覚えさせることと、試験の形式になれること、点数の上下に動揺しないことが重要であって、決して学力を伸ばそうとしないでください。

するなら高校入学前から習慣的に読書してください。

 

古典が覚える量の割に配点が低すぎて割に合わない

こちらも理系受験生にとっては切実です。

だって古文だけで必要な物理の公式より遥かに多くのことを覚えなければいけません。

それでセンターだけ、配点50なんて…。

でも現代文と違い古典はセンターの配点が高い大学を受ける人や医学部のようにセンター全体で9割必要な人は避けて通れません。

これを捨てると8割どころか7割も危うくなり、絶対に全体で9割に届かないからです。

ただしコツを掴めばそこまで苦にならないと思います。

 

試験時間が足りなすぎる

これも切実ですね。毎年多くの受験生がパニックを起こして落ちます。

まずは時間が足りない試験全般の受け方を読んで下さい。

センター国語の場合は現代文を後回しにします。

なぜなら現代文は運ゲーだからです。時間をかけても必ず報われるとは限りません。

 

センター国語の効率良い勉強法は?

センター国語の勉強に無限に時間をかけていいなら現代文を含め、色々とやり方があるでしょう。

でもそうではないですよね?

現代文は試験の形式になれることです。

逆に言えばそれ以上はやっても仕方ありません。

根本的な地頭を伸ばすようなことをしなければ点数が伸びないのです。

ですからその分古典を勉強しましょう。

 

センター古文の勉強法

これはセンターだからと抜け道はあるようでありません。

古文の地道な勉強が必要です。

ただし順番にはコツがあります。

まず古文単語を覚えましょう。

なぜなら古文は古い日本語ですから、単語さえ分かればある程度の意味は分かるようになるのです。

そしてその段階に来て初めて、古典文法の知識がないと意味を間違える文があることにきづけるのです。いきなり古典文法から始めると心が折れます。

そして読解に必要な文法の知識は実はそれほど深くありません。

というか稀に深い知識がないと訳せない文があるのですが、文章全体の一部の文だけです。

ですから全体の意味が分からなくなることはやはりないのです。

読解しながらやっぱり接続を覚えないと意味が分からないなという必要に迫られて覚える、これが一番の近道でしょう。少なくともセンターレベルでは十分なラインに到達できます。

 

漢文について

漢文は本来中国語の古典を独特の送り仮名をつけて日本語の古典にして読むという恐ろしい試みです。その遺物です。

ですから本来の言語じゃないのですが、それでも音読が一番大事です。

一定のルールに従って読み下しているからです。

それを体に覚えさせるべきです。

句形と単語を覚えれば古文より遥かに少ない勉強量で満点近く狙えます。

 

どうやって8割取るか

以上をまとめると古文で9割、漢文で10割で95点を目標にするべきです。

現代文は運ゲーなので75点を目標にすれば合計で8割に到達します。

目標を170点にしないと160点取れないのが人間というものです。

 

以上、センター国語で8割を目指す勉強法でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

東大理三を目指して浪人し、東大模試で理三A判定、センター試験本番で93%得点したところまでは良かったが、550点中1.8点差で不合格になり、慶應医学部に進学して、勉強法ブログをずっと書いているどんぐり。 あと英単語・古文単語学習用アプリを作っています。