私の勉強法は全ての科目でインプットとアウトプットに分けて考えています。
今日は物理に関して、
ですが、まず数学の1A2Bの教科書レベルが終わっていないと物理の勉強は開始できません。
その上で物理は数学の複雑な積分計算などは必要ないですが、
3文字3式くらいの連立方程式が手早く正確に解けないといけません。
逆に言えば物理の計算力は連立方程式だけでほぼOKです。
数学は多彩な計算力が必要ですし、化学は数値計算力が必要です。
どの科目も計算に労力を割かれると解ける問題も解けません。
計算力に余裕があって初めて入試レベルで土俵に立てます。
…という話は耳が痛いでしょうから置いておいて…
インプットは赤い方の「物理のエッセンス」 は得意な人は単体でいけます。
いきなりこの本から初めてもやり通せる人はいるでしょう。
やる場合は解説を読んで、例題を1つずつ解いていきます。
物理のエッセンスの使い方という記事を書きました。
難しいと感じたら「漆原晃の物理1・2力学・熱力学編が面白いほどわかる本」が良いと思います。
電磁気は高橋先生の「物理電磁気必出問題の解法」 が頭に入りやすいと思います。
物理の勉強法は微積を使うべきかどうかでいつも揉めます。
これについては
に詳しく書きました。
微積を使う場合は、まず微積を教えてくれる指導者がいないと厳しいと思います。
ブログでは勉強法を書きたいので内容はあまり触れないつもりですが、
「物理の微積」の解説はする予定です。
なお微積を使って理解するのは良いですが、
問題を解くときに本当に使ったのは私の場合は電磁気の交流だけでした。
人によっては単振動や等加速度運動も使います。
だから要らないだろ!って話になったりしますが、
力学、熱力学、電磁気学とも微積を使うと凄く見通しが良くなります。
波動はいらないです笑
アウトプットは私の頃はニュートンプレスの「難問題の系統とその解き方」 が主流でしたが、
今は使っている受験生も減ったようですね。
それでも難系は微積を使わない物理の中ではかなり見通しが良いと思います。
例えば力学を「大きさのある(つまりモーメントを使う)問題」「運動方程式を立てて解ける問題」と「運動方程式を立てられない、または無理やり立てても解けない(つまり保存則を使う)問題」に分けています。
ただ、電磁気はエッセンスと同じ人が作った「名問の森」の方が解き方が統一されていて良いと思います。
難系が重すぎたら力学から全部「名門の森」でも東大クラスの大学でも戦えるかと思います。
物理で大きく稼ぐわけにはいきませんが…
もし微積を使って勉強したなら「物理入門問題演習」 一択です。
簡単な問題から難系より難しい問題まで入っています。
ただし執拗に(?)微積を使った解法なので、すべて鵜呑みにしてこの通りやるものではありません。
そういう判断が出来ない人はそもそも微積物理に手を出すべきでないですね。
指導者がいれば別ですが。
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