大学受験勉強に最も必要な"自制心"について必要な知識

 

突然ですが、大学受験勉強に最も必要なものってなんでしょうか。

 

地頭の良さ?

まあ、ないよりあった方がいいことは確実ですが、“受験”ではなく“受験勉強”に必要なものということで。

 

両親の理解?

まあ、それもないと大変ですが、両親の理解を得られればみんな上手くいくわけではないですね。

 

 

大学受験勉強に最も必要なもの

答えは、ズバリ“自制心”だと思います。

 

お受験(小学校受験)はもちろん、中学受験も、言わば親の受験です。

親が頑張らないとどうしようもないのです。

極論を言えば親ががんじがらめにして、やらせる勉強です。

 

ちなみに、私も中学受験をやりましたが、実は結構いい思い出です。

塾の先生や両親に上手くおだてられて、気持ちよく勉強させられていたと思います。

まあときに厳しかったので、アメとムチで操られていた面はあるのですが、それでも案外悪くない。

 

まあですから、自制心って一番重要ではないと思うんですね。

勉強をやらせることも含めて塾の先生や親の責任です。

高校受験は半々だと思います。

 

そして、、

大学受験ですが、これに関しては、誰も勉強させてくれません。

まあ稀に中学受験みたいにがんじがらめにして勉強させられてる大学受験生っているんですが、

親が医者で、どうしてもクリニックを継がないといけない、みたいな感じで一般人には関係ない話です。

話が逸れましたが、大学受験は、

自分で自分に勉強させないといけない受験なのです。

 

というわけで、自制心が足りないと、

地頭が良かろうが、親が参考書を買ってくれようが、

勉強できないのです。

 

私がもし人生を初めからやり直して、ステータス10ポイントを振り分けて良いなら

知性3、自制心7の割合で振り分けますね。

 

 

さて、この自制心をどうするかですが、

自制心について必要な知識がいくつかあると思いますので紹介します。

 

Contents

自制心は鍛えられる。

自制心は鍛えられることが分かっています。

運動部が意外に受験に強いのは、苦しい練習に耐えるという訓練を積んでいるからです。

決して(文字通りの意味で)体力があるから追い込めるとかではありません

自制心体力があるのです。

 

中途半端な罰を自分に与えると逆効果

昨日帰ったら問題集を10ページ進めようと思っていたのに思わずPS4をやってしまった…。

今日は罰として100ページだ!!

 

これは典型的なダメパターンです。

罰というのはただでさえネガティブな気持ちになるのに、罰が重すぎて凄くネガティブです。

そして、恐らく達成できずさらに勉強が嫌になるでしょう。

ちなみに、罰は軽すぎてもダメです。それならない方がずっと良いです。

軽い罰は文字通りの免罪符になってしまいます。

 

自制心は鍛えられが、やりすぎると力尽きる

自制心は鍛えられると書きました。

ですが、オーバーワークを続けると力尽きるのです。

これは筋肉と同じです。

 

運動部の人は良く知っていると思いますが、

筋肉は適切なトレーニングと休息でパワーアップしていくのです。

休息が足りなすぎると、かえって筋力ダウンするのです。

 

これと同じで、自分に鞭打ちすぎると力尽きて勉強できなくなります。

そこで、勉強の中に娯楽を見つけるといいでしょう。

ちなみに時々「今年は受験なので一切禁欲する」というような受験生がいますが、

これはまさに逆効果ですので。

1ヶ月なら何とかなるでしょうが、1年間追い込み続けるのは確実に不可能です。

 

負のエネルギーは持続力がなく、副作用が大きい

最後少年漫画みたいですが、負のエネルギーは受験勉強に有効でしょうか。

「こいつには負けたくない(足を引っ張ってでも)。」

「こいつにバカにされた。絶対やり返してやる。」

これらは否定しません。

モチベーションとして私は純粋で良いと思います。

 

この負のエネルギーは上手く使えば、短期的には大きな力を発揮すると思います。

なお臥薪嘗胆という四字熟語の通り、

負のエネルギーを長持ちさせる方法で成功する先人もいますが、

それは本当に人生の最終手段であって、闇に魂を売るまで言わなくとも、

決して幸せな成功の仕方ではありません。若い皆さんには確実にオススメしません。

そして副作用があります。

 

1つは成功した後の幸せが続かないこと。

敵討ちと同じです。

その瞬間は憎い相手に勝って溜飲が下がるでしょうが、

その後の幸せが続くわけないじゃないですか。

勝ち続けないとまた辛い臥薪嘗胆生活ですし、

相手を完膚なきまでに再起不能になるまで叩きのめしたとして、

(ここで言う叩きのめすというのも、本当に叩きのめすことは少なく、自分の中で叩きのめすだけです。

受験で憎い相手より1ランク上の大学に受かったとしても、相手がどれくらいダメージを受けるかは分かりません)

その相手がいなくなったら、その後の幸せってなんですか。

 

2つ目は使い方を間違えると逆効果なのです。

上で書きましたが負のエネルギーは

「こいつには負けたくない(足を引っ張ってでも)。」なのです。

つまり使い方を間違えると、足を引っ張る方にエネルギーを割いてしまい、

建設的な方にエネルギーを使えないのです。

 

青春時代の貴重な時間ですから、こういう負のエネルギーに飲まれるのは良くないと思いますよ。

理想はもちろん「こいつには負けたくない(前向き)。」です。

お忘れなく。

どうしても負のエネルギーを使いたいなら、足を引っ張る方に重心をかけないように意識しましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

東大理三を目指して浪人し、東大模試で理三A判定、センター試験本番で93%得点したところまでは良かったが、550点中1.8点差で不合格になり、慶應医学部に進学して、勉強法ブログをずっと書いているどんぐり。 あと英単語・古文単語学習用アプリを作っています。