化学の勉強法と手を付ける順番について

化学には理論、無機、有機とありますよね。

 

どの順に勉強するべきでしょうか。

 

物理であれば順番はありません。

 

まあ力学からが普通ですが。

電磁気から始めても波動から始めてもそれほど問題はありません。(熱力学は力学の後のほうがいいですが)

 

化学の場合は

 

理論から

 

ですね。これは絶対です。

理論化学がわかっていないと、

つまり酸化って何?状態では無機も有機も理解できないからです。

 

 

無機と有機では有機が先です。

 

なぜなら無機は結局暗記の分野だからです。

難関大は理論と絡めてきますが、すると逆に理論がメインです。

 

 

以上をまとめると

 

理論、有機、無機の順に勉強するべき

 

中でも理論は有機や無機の勉強をするときに必要です。

 

なお入試では物理化学で合わせて150分のように2科目同時にやることが多いですが、

 

この場合、物理化学を合わせた中で、有機が一番大事です。

 

有機はつまりパズルなのです。

理詰めでやり過ぎるのはよくありません。

 

解き方をマスターすると一番時間を削れる分野です。

 

ですから、受験生は有機の勉強はしっかりするべきです。

 

無機は舐めてかかるとセンターで死にますが、

結局は暗記です。

 

例えば夏前の時期に頑張って覚えるのは効率が悪いのです。

夏にひと通り覚えて、直前期に仕上げるのがベストでしょう。

 

というわけで一番最初は理論をやってください。

 

なお、理論分野で最も差がつく計算系の問題ですが、

駿台の夏期講習に「化学特講1」というのが昔からあり、すごく有名かつ人気です。

これは近くでやっている人はぜひ受講を勧めます。

これについての記事を書きました。

もし受けることができない人は「原点からの化学計算

 

例えば酸化還元であれば電子、酸塩基であればプロトンの量にだけ注目して立式すれば間違えないですね。

このようなどんな問題にも通じる基本を勉強できます。

 

有機に関してはパズルと思って解きます。

分子量94と言われた瞬間にフェノールが思い浮かばないといけません。

フェノールじゃないかも知れない?

いいんです。フェノールということにして辻褄が合えばフェノールです。

理詰めじゃないですが、パズルですから。

 

この有機の解法と勉強法は今後解説します。

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ABOUTこの記事をかいた人

東大理三を目指して浪人し、東大模試で理三A判定、センター試験本番で93%得点したところまでは良かったが、550点中1.8点差で不合格になり、慶應医学部に進学して、勉強法ブログをずっと書いているどんぐり。 あと英単語・古文単語学習用アプリを作っています。